写真の会会報
写真についての情報を会員の間で効果的に知らせ合うために会報の発行が提案され、会報第1号が受賞パーティーに合わせて発行された。89年いっぱいまでは月刊であったが、それ以降は年に原則4回の発行となった。2006年11月現在まで59号発行。記事内容は主に写真評論、書評、展評、インタヴュー記事など。判形はA4サイズ20頁前後(号によって異なる)。
会報の指針は
●会員の自発的な作業による
●投稿原稿による
●投稿されたものは原則としてすべて載せる
●掲載はおおむね原稿の到着順
●原稿料はナシ
●年4回発行を目標とする
会報は、会員のほか、カンパしてくださった方に郵送している。
■'89年8月号
●高島直之:「飯沢耕太郎著『都市の視線─日本の写真1920−30年代』(創元社刊)」
●日高敏:「ところで、芸術は誰のもの?」、「写真のタテ位置、ヨコ位置」
●写真展、写真集評
■'89年9月号
●日高敏:「Are These the 15 Greatest Pictures Ever Made ?」
●西井一夫:「三つの感想」(ある「哲学の貧困」についての感想/「KULA」2号の高橋周平写真展評への疑問」についての感想/石井宏明「長い午後」(日本カメラ9月号)にふれた感想)、 写真展・写真集評【山崎博写真集「水平線採集」(六耀社)、鈴木志郎康写真展「風の積分」(89.8.29〜9.3FROG)、会田健一郎写真集「方寸の地−1986〜1989」(冬々舎)】
■'89年10月号
●川本道子:「武田花写真展『眠そうな街』」
●高島直之:「荒木経惟『写真論』」
●西井一夫:「荒木経惟『写真論』」、「“アウシュヴィッツ”への旅からの感想」(アウシュヴィッツの旅からの感想/古屋誠一の「壁」を見ての感想/DIETER APPELT『 PHOTOGRAPHIE』)
●日高敏:「Emmet Gowin Photographs:1967-1988」(9.1-29、PGI)と「三好耕三『温室』」(10.3-31、PGI)、「アラン・ジョーベル著、村上光彦訳『歴史写真のトリック 政治権力と情報操作』」(朝日新聞社)
■'89年11月号
●丹野清和:「荒木経惟『東京物語』」
●西井一夫:「古屋誠一写真集『Memoires1978−1988』camera−Austria,1989.350AS」、写真展、写真集評【鈴木清写真展「FOOL’S PARADISE](新宿ニコンサロン 11.28−12.11)、安斎重男によるロダン[地獄の門]写真展(ギャラリーところ11.27〜12.22)、「リー・ミラー」アントニー・ペンローズ著・松本淳訳 PARCO出版 「上野英信の肖像」岡友幸編(海鳥社)、長野重一写真集「遠い視線」(IPC刊)】
■13号('90年5月)
●西井一夫:書評【長野重一「遠い視線」(IPC刊)、荒木経惟「TOKYO NUDE」(マザーブレイン刊)、浜谷浩「昭和男性諸君」(朝日新聞社刊)、太田順一「佐渡の鼓童」(ブレーンセンター刊)、荒木経惟「愛しのチロ」(平凡社)、神蔵美子写真集「NATURITA」(IPC刊)、高梨豊「面目躍如─人物写真クロニクル1964―1989」(平凡社)、倉田精二「大亜細亜」(IPC刊)、岡村昭彦 発見No1「シャッター以前」(発見の会)、ひがみでない、賞・章・考】
■14号('90年8月)
●NHK趣味百科(4/3−6/26毎火曜9:30−10:00PM)で「近未来写真術」放映。ホスト:篠山紀信。
●東京都写真美術館とやらが6月1日に仮オープン。渡辺義雄館長。
●埴谷雄高さんが朝日新聞の5月の夕刊学芸面で高梨豊「都市の貌」「面目躍如」武田花「眠そうな街」を・・・
●「ユリイカ」8月号の特集「ベトナム戦争とアメリカ」の「ポスト・ベトナム時代の想像力」で佐藤良明氏と生井英考氏が対話。
●荒木経惟「空景」展(ギャラリ・ヴェリタ 7.7−8.11)
●西井一夫:書評【実川悠太編、羽賀しげ子文、小林茂写真グラフィック・ドキュメント「スモン」(日本評論社)、土田ヒロミ「砂を数える1976−1989」(冬青社)、Eudora Welty「Photographs」(University Press of Mississippi 1989)、雑賀雄二「天主堂写真集」「天主堂物語」('89年12月刊)、森山大道「サン・ルゥヘの手紙」(河出書房所社)、季刊誌「deja─Vu」(フォトプラネット刊)】
●白岡順:「アルル・インタナショナル写真フェステイヴァル(7.2-8.15)」
■15号('90年11月)
●西井一夫:書評・展評【浜昇写真集「フロム スクラッチ」(写真公園林)、生誕100年記念 マン・レイ展(9.29−11.4 セゾン美術館)、二人の人から個人ギャラリーを作ったと案内をもらった。・・・楢橋朝子さんの「03FOTOS」と塩野知昭さんの「シオノギャラリー」、日本のコンテンポラリー・写真をめぐる12の指標(9.6−10.14東京都写真美術館)、児玉房子写真集「CRITERIA」(IPC)、多木浩二「写真の誘惑」(岩波書店)、篠山紀信「TOKYO NUDE」(朝日新聞社)、荒木経惟・空景・展(7.7−8.11ギャラリヴェリタ)、脱走する写真・11の新しい表現(7.14−8.26)、東松照明写真集「桜」(ブレーンセンター)、長野重一写真集「1960」(平凡社)、「写真の過去と現在」(9.26−11.11東京国立近代美術館)、移行するイメージ(9.23─11.12 京都国立近代美術館)】
■16号('91年2月)
●西井一夫:書評・展評【藤原新也「アメリカン・ルーレット」(情報センター)、中島敏「続ドヤ街釜が崎 単身生活者」(海風社)、クリスチャン・ボルタンスキー展(水戸芸術館11.23―1.27)】
●パトリシア・ボズワース「炎のごとく─写真家ダイアン・アーバス」(文芸春秋社)
●荒木経惟「冬へ」(マガジンハウス)
●「ナダール:私は写真家である」(F・ナダール、大野多加志・橋本克己編訳、筑摩書房)
●「写真・柳沢信」(書肆山田)
●北井一夫「いつか見た風景」(蒼穹舎)
●中国残留日本人孤児肖像写真集 新正卓「私は誰ですか」(刊行委員会)
●土井九郎写真集「越南世界」(第三書館)
■17号('91年5月)
●西井一夫:書評・展評【荒木経惟「センチメンタルな旅・冬の旅」(新潮社)、私小説レンズ、石内都写真集「1947」(アイピーシー)、日本写真の転換・1960年代の表現(4.18-6.18 東京都写真美術館)、アッジェ展(プランタン銀座4.25−5.14 PPS通信社主催)、「Switch」3月号、篠山紀信「water fruit」(朝日出版社)、毎日ビジュアル年鑑「LOOK BACK」(毎日新聞社)、芸術新潮5月号 荒木経惟特集によせて、「Camera INTERNATIONAL日本版」(朝日出版社)、「Switch」セバスチャン・サルガドゥから
■18号('91年8月)
●新倉孝雄写真集「SAFETY─ZONE 1961─1991」(美術出版社)
●山口 保「鏡」(自費出版)
●鈴木清写真集「愚者の船」(IPC)
●「アガシたちの日本―『韓国スミダ』女子労働者の238日」(写真・文=高波淳、記録社)
●山本宗補「ネグロス─嘆きの島」(第三書館)
●井上孝治写真集「あの頃―1959年 沖縄の空の下で。」(沖縄タイムス社)
●APARTMENT(写真=平地勲 アーバン・コミュニケーションズ)
●深瀬昌久「父の記憶」(IPC)
●斎藤忠徳写真展「時間の螺旋階段・東欧1970〜1990」(7.2-15新宿ニコンサロン)
●現代女性セルフ・ポートレイト展(6.27〜8.20 東京都写真美術館)
●この秋、上の都写真美術館が70年代の写真を展示する。・・・
●中村立行写真集「昭和・裸婦・残景」(IPC)
●ITSURO NARAKI「THE DANCERS」(Country Press)
●Camera INTERNATIONAL No02(朝日出版社)