写真の会会報
■29号('94年8月)
●「写真と彫刻の対話 - 安斎重男 眞板政文」(4.10-5.15神奈川近代美術館)
●ピーター・ビアード「死者の財布から」(4.28-6.8 渋谷パルコギャラリー)
●藤原新也「日本景 伊勢」(世界文化社)
●吉田昭二写真集「奇妙な果実園」(平凡杜)
●篠山紀信ニュース2、3(朝日出版社)
●写真集「サラエボ」-「隣人の記憶」と「敵の記憶」
●楢木逸郎『NOMADS』- 世界から隠退する
●木の延命治療
●モールと写真の会 - よそよそしさ
●里博文と石内都の写真展 - 裸身の記憶
●アウグスト・ザンター写真展(5.14-8.12 ワタリウム美術館)
●徐勇写真集「胡同フートン」(新潮祉)
●十文字美信「ポケットに仏像 Vol.1, 2」(新潮社)
●hysteric Untitled no.5
●田原圭一「天使の回廊」(新潮社)
●間想
■30号('94年12月)
●鈴木清「修羅の圏」(DEKU)
●丹野清志写真集「1969─1993東京・日本」(ナツメ社)
●大竹昭子「眼の狩人」(新潮社)
●海千山千のヘア
●ヨセフ・クーデルカについて
●ダンボール建築
●戦争写真と戦争についての写真
●原子の雲写真集「アトムの時代」(美術出版社)
●困難な空港の未碓認写真物体
●斉藤玲子写真集「PARIS日記」(自費出版)
■31号('95年4月)
●Book List
●Seeing
●言い訳
■32号('95年8月)
[Book List]
●山内道雄『上海』(プレイスM 1995年4月20日刊)
●宮嶋康彦『水母音』(自費出版 1995年4月26日刊)
●古屋誠一『Seiichi Furuya 1995 Memories』(1995年6月刊 Fotomuseum Winterthur)
●東松照明『長崎〈11:02〉1945年8月9日』(新潮社 フォト・ミュゼ 1995年6月25日刊)
●橋口譲二『ひと夏』(リトル・モア 1995年6月17日刊)※映画『ファーザー・ファッカー』の写真版
●『戦後50年』(毎日ムック 1995年3月25日刊)※写真3,000枚を収録
●『アメリカ人の見た日本 50年前』(毎日ムック 1995年8月15日刊)※占領期に米将兵の撮ったカラーによる日本と、日本人新聞カメラマンの撮ったモノクロ写真、明るさと悲惨の対比がみえる二方向からの視点を混ぜて合わせた写真集で『戦後50年』の姉妹編である。写真約1000点収録。GHQのつくった東京占領地図も収録。

[News]
●清里フォトアートミュージアム・オープン
●『Camera Austria』(グラーツ)が50号を迎えた

[評論]
●西井一夫:「砂漠化する臨終都市への眼 - 山内道雄『上海』」、 「東松照明『長崎〈11:02〉1945年8月9日』
●寺井恵司:「傍観者が投げかける疑問 - 野口賢一郎『失楽園』」

[レポート]
西川茂、鈴木一誌:「写真製版を歩く-1 製版者・野口啓一氏を訪ねる」

[エッセイ]
●鈴木清:「『修羅の圏』を作り終えて - 眼の娯しみ、あるいは遠くの自分に」
●広瀬勉
西井一夫
■33号('95年12月)
[Book List]
●『原爆を撮った男たち』(「反核・写真運動」編 草の根出版会 1987年刊)※山端庸介、松重美人、菊池俊吉、林重男氏ら、被爆直後に広島・長崎に入って写真を撮った人たちの証言写真集。
●『東京写真』(飯沢耕太郎編 INAX叢書 1995年5月刊)※桑原甲子雄、W・クライン、内藤正敏、牛腸茂男、荒木経惟、倉田精二、森山大道、宮本隆司、都築響一、長島由里枝。
●丹野清志『日本列島ひと紀行』(技術と人間 1995年6月)※村や町で淡々と職人として生きている個人を訪ね歩いている。
●砂守勝巳『漂う島とまる水』(クレオ 1995年8月)※沖縄生まれの著者が8歳の時忽然と消えてフィリピンに帰ってしまった父を探し当てる旅が写真集になっている。
●『私だけの東京散歩 下町・都心篇』、『私だけの東京散歩 山の手・郊外篇』(写真=荒木経惟、飯田鉄、高梨豊 作品社 1995年8月刊)※芸能人やタレント、作家らが散歩人となり、それにカメラが付く。「週刊住宅情報」に1年2か月連載された「新・住んでみたい街」を再構成している。
●石内都『Hiromi 1995』(筑摩書房 1995年8月刊)
●岡友幸『ぼくのアジア地図』(海鳥社 1995年9月刊)
●桑原甲子雄『東京 1934〜1993』(新潮社フォト・ミュゼ 西井一夫監修 1995年9月刊)※写真点数736枚、総頁632頁、クワバラ東京の決定版。
●森山大道『写真から/写真へ』(青弓社 1995年9月刊)
●原芳市『影山莉菜伝説』(青人社 1995年10月刊)※一人の裸の「踊り子」で一冊の写真集を造ったもの。
●石内都『さわる』(新潮社フォト・ミュゼ 1995年10月刊)※男24人のヒフや毛、キズなど。桑原甲子雄、深瀬昌久、有田泰而、沢渡朔らも見える。
●長野重一『東京好日』(平凡社 1995年11月刊)

[News]
●第一回「重森弘淹写真評論賞」受賞者決定。清水穣(しみず・みのる)、「写真と不可視性」1963年東京生まれ、東大文学部卒。現在、同志社大言語文化教育センター助教授。 授賞式は10月24日、日比谷松本楼で。選考委員は、飯沢耕太郎、金子隆一、平木収、桑原甲子雄審査委員長、大辻清司副委員長。清水氏の論文は重森弘淹顕彰会へ直接応募された作品。
●「戦後50年日本現代写真史展」(JPS. 朝日新聞社主催)総合展示は、8月15日から27日まで東京日本橋三越本店、9月28日から10月17日まで大阪ナビオ美術館で「記録・創造する眼」として開かれ、1945〜70年に発表された20人の写真家の76点(第一部)と1971〜91年までの333点(第二部)で構成された。また、東京、大阪のニコンサロン、富士フォトサロン、コニカフォトギャラリーなど各メーカーギャラリーでテーマ展示として「時を刻んだ顔」「日常の眼差し‥私的写真」「禅」「時の記録」「いきものたちの世界」「世界を視る」「動と静」「自然風景」「広告の世界」「表現へのこころみ」「日々の記録」「インナートリップ」が行なわれた。
●荒木経惟写真展「EROTOS」が1995年9月27日から10月22日までオーストリア、グラーツのForum Stadtparkで開かれた。1993年からの約80 点による展示でカメラ・オーストリアがカタログを出版する(伊藤俊治とウォルター・ヴォグルによるインタヴュー)。

[インタビュー]
『無限抱擁』まで - 本橋成一インタビュー(聞き手:菅原朝也)

[エッセイ]
●西井一夫:「写真時代のワキに佇む写真家・クワバラ」
●森田敏行:「静かなる肯定 - 岡友幸『ぼくのアジア地図』」
●平澤信一:「植田正治の場所 - 植田正治写真美術館開館に寄せて」
●菅原朝也:「誘われる〈トポス〉 - 伊藤トオル『KUMANO』」

[レポート]
西川茂、鈴木一誌:「写真製版を歩く - 2 LIVE PICTUREを探る」
■34号('96年3月)
[Book List]
●島尾伸三『季節風』『生活』(みすず書房 1995年11月刊)
●百々俊二『楽土 紀伊半島』(ブレーンセンター 1995 年11月刊)
●英伸三『町工場 鋼彩百景』(文=小関智弘ら。日本能率協会マネジメントセンター 1995年12月刊)
●鈴木志郎康『眉宇の半球』(mole 1995年12月刊)
●森山大道『犬の時間』(作品社 1995年12月刊)
●鬼海弘雄『や・ちまた』(みすず書房 1996年1月刊)
●奈良原一高『TOKYO,the50s』(mole 1996年1月刊)

[書評・展評]
西井一夫:「森山大道『犬の時間』」、「百々俊二『楽土 紀伊半島』」、「鬼海弘雄『や・ちまた』」、「瀬戸正人写真展『リビング・ルーム』」、「島尾伸三『季節風』『生活』」

[エッセイ]
●たんじふみひこ:「森山大道『写真から/写真へ』を読む」
●山下恭弘:「阪神大震災とドキュメンタリー写真」

[レポート]
西川茂、鈴木一誌:「写真製版を歩く-3 山岸享子氏に聞く」
■35号('96年7月)
[エッセイ、書評、展評]
●西井一夫:松本路子『PORTRAITS』(河出書房新社)、井上青龍『釜ケ崎』/佐々木崑『麻薬地帯』(コニカフォトプラザ)、尾仲浩二『遠い町』(MOLE)、ゲルハルト・リヒター『写真論/絵画論』(淡交社)

[エッセイ]
●仲本 賢:「ウチナーンチュ=アシバー 太田順一の写真の中のウチナーンチュ(沖縄の人)はアシバー(遊び人)である」
●平澤信一:「西井一夫『なぜ未だ「プロヴォーク」か』を読む」

[レポート]
鈴木一誌(取材協力:西川茂):「写真製版を歩く - 番外編 スキャニング(どう入力するか)の基礎19項」
■36号('96年12月)
[Book List]
●瀬戸正人『部屋』(新潮社)
●西井一夫『写真のよそよそしさ』(みすず書房)
●アラン・トラクテンバーグ著 生井英考・石井康史訳『アメリカ写真を読む』(白水社)
●板垣真理子『ベトナムの人』(三五社)
●広瀬勉『塀帳=へいとばり』(トムズボックス)
●MOLE UNIT No.4 瀬戸正人『Silent Mode』(MOLE)
●粉川哲夫『もしインターネットが世界をかえるとしたら』(晶文社)
●潮田登久子『冷蔵庫』(BeeBooks)
●藤原新也『全東洋写真』(新潮社)

[エッセイ]
●西井一夫:「最近の写真的感想」、「1996年への葬掃 / ROBERT FRANK『Thank You」』

[書評]
●菅原朝也:「甲斐扶佐義『京都写真帖 笑う鴨川』を読む」

[レポート]
西川茂、鈴木一誌:「写真製版を歩く - 5 吉田寛の印刷術(第一回)」
■37号('97年5月)
[Book List]
●須田一政『人間の記憶』(CREO)
●柴田敏雄『LAND SCAPE』(Nazraeli Press=Arizona)
●篠山紀信『定本作家の仕事場』(新潮社)
●篠山紀信『ERI ISHIDA』(小学館)
●横江文憲『ヨーロッパの写真』(白水社)
●「研究・長野重一の写真学」(ガーディアン・ガーディアンタイムトンネルシリーズVol)
●森山大道『狩人』(Takaishii Gallery)

[写真塾のコーナー]
●西井一夫:「西井一夫からの報告」、「写真塾発足の報告

[レポート]
西川茂、鈴木一誌:「写真製版を歩く - 6 吉田寛の印刷術(第二回)」
■38号('97年12月)
[インタビュー]
●写真の会賞受賞者に聞く: 元村和彦さんの巻[その一]

[評論]
●みやこうせい:「カタルシス=混沌の再生産 宮内勝写真集『クロアチア1996』」

[エッセイ]
西井一夫の写真雑感
●深川雅文からのたより:ネット上に写真の会コーナーを開設しました

[レポート]
西川茂・鈴木一誌:「写真製版を歩く - 7 吉田寛の印刷術(第三回):転写と変容」