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tr07.06.24深川雅文著「光のプロジェクト―写真、モダニズムを超えて」刊行

深川雅文著「光のプロジェクト―写真、モダニズムを超えて」

写真の会会員である深川雅文の新刊書「光のプロジェクト―写真、モダニズムを超えて」が青弓社より発行されました。なお、ブック・デザインは同じく会員の伊勢功治が担当しました。

「私たちの周囲にあふれる写真イメージ。「謎」に満ちた存在である写真とはいったい何なのか? アジェやモホイ=ナジ、森山大道などの伝説的な写真家と作品を考察し、彼らが「光のプロジェクト」を遂行する光の革命家であるとの結論を導き出す革新的な写真論」(青弓社のウェブサイトより)

目次

第1章 光の革命
 1 十九世紀、写真の誕生とその革命性
 2 写真の無差別性の分析
 3 「二十世紀=映像の時代」におけるテクストとテクノ画像
 4 二十一世紀、現代のテクノ画像の状況
 5 結びに――ある危機からの脱出のために

第2章 光で伝える――真実性の幻想
 1 ドイツ――フォトジャーナリズムの源流
 2 エーリッヒ・ザロモン――ヴァイマール共和国の写真幻想
 3 パウル・ヴォルフ――第三帝国と写真

第3章 光の話法――モダニズム写真論
 1 光と影――モホイ=ナジの射程
 2 写真におけるノイエ・ザッハリヒカイト――迫真性の幻想
 3 謎としてのアジェ

第4章 光の景観――風景写真の変容
 1 写真のルネサンス――アダムスの地平
 2 ベッヒャーの地平――モダニズムを超えて
 3 風景写真の転換――ルイス・ボルツの軌跡
 4 サイト・グラフィックス論――富士山からフジヤマへ

第5章 光のゆらぎ――曖昧さ・反物語・意味の遊走
 1 朦朧の美学――ジュリア・マーガレット・キャメロン
 2 森山大道――「等価」の詩学
 3 われわれは、いまどこにいるのか?――二十一世紀の初頭に

終章 光のプロジェクト
 1 写真ゲーム
 2 写真の遊戯性――作家の外在化
 3 写真のゲーム性――「関数」としての写真
 4 「世界コミュニケーションの時代」の写真の位相
 5 結語


図版注
初出一覧
あとがき

発行:青弓社
定価:3,150円(税込)
単行本/四六判/上製/352頁
発行:2007年6月21日
ブック・デザイン:伊勢功治